ここでは3機種の画質を比較してみます。

※発色に関しては、私のPCの液晶画面上での比較です。
PC、液晶画面の種類によって微妙に発色が違うようです。

  
  同じ条件下で広角側(ワイド側)で撮影。すべてオートで撮影しました。
  (Exilimは「風景モード」で撮影)
  晴天下の楼門を撮影してみました。
  まずはQV-4000から。

  実際に見た通りの写りだと思います。
  ホワイトバランスを「太陽光」に設定すれば、もっと晴天下の雰囲気が出たと思われます。

  次にQV-2900UX。

  発色は4000とほぼ同じです。
  少しシャープさに欠けてるように見えます。ピントが合っていなかったのでしょうか??

  最後にExilim S2

  他の2機種に比べると明るい発色になりました。
  晴天下の写真って感じが一番現れているように思います。緑の発色が良好です。
  実際にはこんなに鮮やかではありません。
  Exilimで撮影された画像は実際の色彩よりも少し味付けされているのですが、いやみの無い
  自然な発色なので好感が持てます。
  パンフォーカスの割に2900よりもシャープに写ったのは何故??


  次に林の中を撮影。
  QV-4000から。

  実際よりも少し明るめに写りましたが、ほぼ実際に目にしたものと同じに写っていると思います。
  雰囲気を出したい時は露出をマイナスにして撮影する事をおすすめします。

  では、QV-2900UX

  うゎ!
  何だか紫がかってますね。違和感があります。
  3機種の中では一番旧機種の2900。ホワイトバランスの性能がイマイチなんでしょうか?

  最後にExilim S2

  かなり緑が強調されました。
  風景モード撮影だったので、ホワイトバランスが「太陽光」だった為とも考えられます。
  実際にはこれほど緑では無いんだけど、私の記憶の中ではこれくらいの緑で記憶されてます。
  記憶色ってやつですね。
  これはこれで林間の雰囲気は出てると思います。

  3機種全部に言える事(デジカメ全般にそうだと思うんですが)は、薄暗い場所での撮影時は、
  オートで撮影すると実際よりも明るめに写ります。
  雰囲気を出したい時は、露出をマイナスにして撮影しましょう。
  マイナスに補正するとこういう感じに写ります↓

  QV−4000で撮影。
  少し暗い画像に思えますが、実際はこのくらいの明るさでした。


  では、私なりの見解を述べさせてもらいますと。。。

  QV−4000は全般的に安定した画質を得られると思います。
  実際の色彩とほぼ同じ画像が得られると思います。
  (人によっては彩度が高いと言う人もいますが。。。)

  で、QV−2900UXなんですが、こいつは屋外晴天下ではいい画質を得られます。
  が、少し薄暗かったり、室内などで蛍光灯と日光の交じり合ったところなどでは、妙な発色をする
  ことが多いようです。
  色々設定を変更しながら撮影する事を余儀なくされます。

  Exilim S2ですが、かなり明るめの発色をするように思います。
  今回の撮影では、私のミスでExilimだけ「風景」モードで撮影してしまいました。
  ですので、彩度とシャープネスの設定が上がっています。
  ですが、経験上他の2機種よりも明るく彩度が高いのは事実です。

  その後、改めて比較の為写真を撮りました。

  左がQV−4000で撮影。右がExilim S−2で撮影。同じ場所から同じ時間に撮影しました。
  撮影時は雨がパラパラと降っていました。
  2機種ともオートで撮影しました。
  実際の風景は4000の画質の方に近いような気がします。
  でも、印象的にはExilimの画像の方が近いような気もします。
  曖昧な答えですね(笑)
  これは実際の色彩に対して、記憶色というものが働くからこういう答えになってしまうのです。

  では記憶色とは。。
  人間は目で見た物を、頭の中でより鮮やかに記憶するらしいです。
  例えば、
  「子供の頃見た青空はもっと青かった!今のこの空は青空じゃない!!」
  なんて思った事ありませんか?
  実際には昔と今ではほとんど空の青さは変わってないんです。
  (※注意 よっぽど大気汚染が進んだ場所は例外として)
  人間は映像を記憶の中で美化する傾向にあるんです。
  それが美しいと感じたものほどその傾向は如実に現れるようです。


  では、結論。
  QV-4000は、実際の色彩を忠実に再現する事を重視した仕様。
  QV-2900UXも、QV-4000と同じく実際の色彩を忠実に再現する事を重視した仕様。
  でも、オートホワイトバランスの性能に少々難あり?
  Exilim S2は、記憶色を重視した仕様になってるといえると思います。
  あ、、あくまでもCASIOのデジカメしか知らない私の独断と偏見たっぷりな意見です。(笑)
  デジタル一眼レフは、発色等、もっと実物に近い写りになってます。
  それらに比べれば、QV−4000は記憶色重視となるのかもしれませんが。。。

  ついでに一つ。

  上の二つの写真よりもっと実物に近い写真です↓

  雨天や曇りの日は、オートにすると正しいホワイトバランスが得られない事が多いようです。
  ですので、そんな日は「日陰」にホワイトバランスを設定すると良いようです。

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